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『記憶』
ふりがな文庫
『
記憶
(
きおく
)
』
記憶をたとへてみれば 記憶は雪のふるやうなもので しづかに生活の過去につもるうれしさ。 記憶は見知らぬ波止場をあるいて にぎやかな夜霧の海に ぽうぽうと鳴る汽笛をきいた。 記憶はほの白む汽車の窓に わびしい東雲をながめるやうで 過ぎさる生活 …
著者
萩原朔太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
題名が同じ作品
記憶
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)