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『月蝕皆既』
ふりがな文庫
『
月蝕皆既
(
げっしょくかいき
)
』
みなそこに魚の哀傷、 われに涙のいちじるく、 きみはきみとて、 ましろき乳房をぬらさむとする。 この日ごろつかふことなく、 ひさしくわれら靈智にひたる、 すでに長き祈祷ををへ、 いまみれば月も皆既なり、 魚の性はせんちめんたる、 みよ、うみ …
著者
萩原朔太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)