春日しゅんじつ
戀魚の身こそ哀しけれ、 いちにちいよすにもたれつつ、 ひくくかなづるまんどりん、 夕ぐれどきにかみいづる、 柴草の根はうす甘く、 せんなや出窓の菫さへ、 光り光りてたへがたし。 …