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『ゆく春』
ふりがな文庫
『
ゆく春
(
ゆくはる
)
』
おきつ邊かつ鳴る海青なぎ 今手に動ずる胸をおせば 哀愁ことごと浮び出でて たぎつ瀬涙の八千尋沼 ああ世は神祕の影にみちて 興ある歌もつ子等もあるに 何をか若きに眉根ひそめ 執着泣くべくえ堪へんや 例へば人あり花に醉ひて 秋雲流るる夕づつに …
著者
萩原朔太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)