『釜石よりの帰り（かまいしよりのかえり）』
かぎりなく鳥はすだけど こゝろこそいとそゞろなれ 竹行李小きをになひ 雲しろき飯場を出でぬ みちのべにしやが花さけば かうもりの柄こそわびしき かすかなる霧雨ふりて 丘はたゞいちめんの青 谷あひの細き棚田に 積まれつゝ廐肥もぬれたり …
著者宮沢賢治
ジャンル文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別新字旧仮名
読書目安時間約1分（500文字/分）
朗読目安時間約1分（300文字/分）