おか
森の上のこの神楽殿 いそがしくのぼりて立てば くわくこうはめぐりてどよみ 松の風頬を吹くなり 野をはるに北をのぞめば 紫波の城の二本の杉 かゞやきて黄ばめるものは そが上に麦熟すらし さらにまた夏雲の下 青々と山なみははせ 従ひて野は澱めど …