『隣の花』
郊外にある例の小住宅向き二軒長屋。形ばかりの竹垣で仕切られた各々二十坪ほどの庭——霜枯れ時の寂寥さを想はせる花壇に、春の終りゆえ、色取り/″\の草花が咲き乱れてゐる。 その庭を、朝七時、両家の主人、目木と久慈とが、何れも歯楊枝をくはへ、手拭 …
著者 | 岸田国士 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 戯曲 |
初出 | 「文芸倶楽部 第三十四巻第四号」1928(昭和3)年4月1日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約23分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約38分(300文字/分) |
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