『半島の果にて』
神妙な療養生活がどうやら利きめがあらはれて、陽気もおひおひと和んで来ると、酒の有りがたさが沁々と感ぜられるのである。やはりわたしは、わらはうとおもへば、どうやらわらふことも出来さうな風来の大酒家であり、若しも陶然としてさへゐれば、何処に住ん …
| 著者 | 牧野信一 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
| 初出 | 「文藝通信 第三巻第四号(四月号)」文藝春秋社、1935(昭和10)年4月1日 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約2分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約4分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
磯方