(封書——。宛名、神奈川県足柄上郡R——村字鬼塚タバン・アウエルバツハ気付、御常連殿) 僕は東京の生活が物珍らしく、愉快で愉快でマメイドのことなんて思ひ出す余裕もなかつたよ。それで、君達が何んなに憤慨し、何んなに烈しく亢奮して夜毎に僕を罵倒 …
著者 | 牧野信一 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行 |
初出 | 「近代生活 第二巻第七号(七月号)」近代生活社、1930(昭和5)年7月1日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約7分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約12分(300文字/分) |