予が本年発表せる創作に就いてよがほんねんはっぴょうせるそうさくについて沢山書いたたくさんかいた
四月に書いた「父を売る子」は思ひ出すだけでも閉口したが、此頃になつては澄んだ心で夢のやうな気がする。三月の始めに十二三枚書いて、たしか退屈してそれなりに放つておいたのだが、その月に父が急死した、そして四月になつてから凋まうとする心に鞭打つて …
題名が同じ作品