——日。六月の雑誌二冊ふところにして、朝、砂浜に坐る。時々こんな風にして浜に降りるが今朝はいつもとは違つた心だつた。「月評」をする筈なのだ。これは初めての仕事だ。——だから、である。手紙で友人の創作についての批評や感想は往々書くが、それとこ …
著者 | 牧野信一 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「時事新報(夕刊) 第一三九六七号、第一三九七二号、第一三九七四号、第一三九七七号、第一三九七九号、第一三九八一号、第一三九八四号」時事新報社、1922(大正1 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約14分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約23分(300文字/分) |