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『新しい女』
ふりがな文庫
『
新しい女
(
あたらしいおんな
)
』
僕はいわゆる新しい女に対して、半ば同感すると同時に、また半ば反感する。 いわゆる新しい女とは、征服階級の男の玩弄品たり奢侈品たる地位から、一躍し征服階級の直接の一員たらんとする女である。 彼女等の自覚とは、要するにここまでの自覚に過ぎない。 …
著者
大杉栄
ジャンル
社会科学 > 社会 > 家族問題・男性・女性問題・老人問題
初出
「近代思想 一巻十号」1913(大正2)年7月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)