『生と歌（せいとうた）』
古へにあつて、人が先づ最初に表現したかつたものは自分自身の叫びであつたに相違ない。その叫びの動機が野山から来ようと隣人から来ようと、其の他意識されないものから来ようと、一たびそれが自分自身の中で起つた時に、切実であつたに違ひない。蓋し、その …
著者中原中也
ジャンル文学 > 日本文学 > 詩歌
初出「スルヤ」1928（昭和3）年10月21日号
文字種別新字旧仮名
読書目安時間約9分（500文字/分）
朗読目安時間約15分（300文字/分）
作品に特徴的な語句
技（わざ）