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『おりき』
ふりがな文庫
『
おりき
(
)
』
信濃なるすがの荒野にほととぎす 鳴く声きけば時過ぎにけり ——万葉東歌—— 八ヶ嶽の、雄大な裾野の一角。 草場と、それから此のあたりでカシバミと呼んでいる灌木の叢に取り巻かれた麦畑。黄色によく実った麦の間には既に大豆が一尺近く育っている。 …
著者
三好十郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 戯曲
初出
「日本演劇」1944(昭和19)年3月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間13分(500文字/分)
朗読目安時間
約2時間2分(300文字/分)