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『芥川比呂志』
ふりがな文庫
『
芥川比呂志
(
あくたがわひろし
)
』
はやいもので、芥川比呂志との交友もそろそろ十五年になる。初めて逢つたのは慶應の豫科の頃だつたが、その頃彼は蒼白い顏をして詩を書いてゐた。中々いい詩で、今だに頭に殘つてゐるのもある。詩語の選擇が極めて綿密で、ヴィジオンも鮮かだつたし、何か非凡 …
著者
加藤道夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「アトリエ 十月號」1952(昭和27)年10月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)