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『街の断片』
ふりがな文庫
『
街の断片
(
まちのだんぺん
)
』
相手の声がコックだったので彼女は自分の声に潤ひと弾みとを加へた。その方が料理に念を入れて来るだらうし、——マネージャー達だって私の声を聴いてゐるのだから——さあ、もっとだらだら喋ってやらう。 ——ちょっと、ポテトは狐色に焼くのよ、え、解った …
著者
原民喜
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)