ここへ移って来てから、ほんとうにのびやかな時間が流れてゆく。自分の寝床——それはどんなに見すぼらしいものであっても——を持っているということが、こんなにも身心を落ちつかせるものかと自分ながら驚ろいているのである。 仏教では樹下石上といい一所 …
| 著者 | 種田山頭火 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
| 初出 | 「「三八九」第壱集」1931(昭和6)年2月2日 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約2分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約2分(300文字/分) |