片隅の幸福かたすみのこうふく
大の字に寝て涼しさよ淋しさよ 一茶の句である。いつごろの作であるかは、手もとに参考書が一冊もないから解らないけれど、多分放浪時代の句であろうと思う。とにかくそのつもりで筆をすすめてゆく。—— 一茶は不幸な人間であった。幼にして慈母を失い、継 …