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『人間の悲哀』
ふりがな文庫
『
人間の悲哀
(
にんげんのひあい
)
』
人間の悲哀とは、自己の範圍を知ることである。生れ落ちた時、私は何も知らなかつた。その時何の悲しみがあつたらう。經驗と教育とは日一日と私の、自己及自己以外の事物に關する知識を廣くし、深くした。——私は日一日と、自己の範圍といふものを一劃々々知 …
著者
石川啄木
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)