豆自伝まめじでん
私が四歳の五月の節句のとき、隣家から發した火事のために、私の五月幟も五月人形もみんな燒けてしまつた。その火事の恐怖が、私に甚だ強い衝動を與へたため、それまでのすべてのいろいろな記憶が、跡かたもなく消えてしまつたらしい。幼年時代に取材した作品 …
作品に特徴的な語句
凍雪しみゆき