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『端書』
ふりがな文庫
『
端書
(
はがき
)
』
何か書きたいと思つて、いろいろ考へてゐるのだけれど、つい怠けて——怠けてゐるくらゐ僕の健康にいいことはないので——なかなか思ひ立つて書けないのです。まあ、一つ小説が書けたらその後で——と思つてゐるのだけれど、そいつが考へ出してからもう一年も …
著者
堀辰雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「文學界 第七巻第四号」1940(昭和15)年4月号
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)