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『文楽の光明』
ふりがな文庫
『
文楽の光明
(
ぶんらくのこうみょう
)
』
今の時期の日本人に、一番見せたく思はれるのは、文楽座の舞台が、最濃厚に持つてゐる愁ひの芸術である。極度に反省力を失つた我々は、心の底から寂しい光りに照されて来なければ、ほんたうに種族としての救ひがないのである。文楽も、ある点からは近年少しう …
著者
折口信夫
ジャンル
芸術・美術 > 演劇 > 人形劇
初出
「東京新聞」1949(昭和24)年5月3日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)