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『延若礼讃』
ふりがな文庫
『
延若礼讃
(
えんじゃくらいさん
)
』
うらゝかな春の入日、ちり/″\に地面も空もまつ白に、過ぎ行く花の幻影——その中に、かつきりと立つた延若の五右衛門——。私はその頭・背から輝き出る毫光を感じました。「国くづし」の立敵の表現は、歌舞妓の世界に、此が見をさめになつて行く。さう言ふ …
著者
折口信夫
ジャンル
芸術・美術 > 演劇 > 歌舞伎
初出
「幕間 第五巻第六号」1950(昭和25)年6月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)