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『手習鑑見物記』
ふりがな文庫
『
手習鑑見物記
(
てならいかがみけんぶつき
)
』
歌舞妓の春を謳歌するには、稍物寂しいが、其でも尚最後の花盛りに見呆けて愉しむことの出来る「手習鑑」昼夜通しの興行である。無理算段して百花繚乱たる様を見せようとするのは、見物の心を知らぬ興行者の老婆心である。 尚二三度、菊五郎自身が洗ひあげる …
著者
折口信夫
ジャンル
芸術・美術 > 演劇 > 歌舞伎
初出
「時事新報」1947(昭和22)年5月15日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)