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『涼み芝居と怪談』
ふりがな文庫
『
涼み芝居と怪談
(
すずみしばいとかいだん
)
』
東京の年中行事は、すべて太陽暦ですることになつてゐる。勢、盆狂言も、新の七月に興行せられる訣である。「夏祭」や「四谷怪談」など今行つてしゆんはづれの芝居ではない。だが暑さの峠を越さうとする頃、どうかすれば朝夕の蜩の声が、何か寂寥を感じさせる …
著者
折口信夫
ジャンル
芸術・美術 > 演劇 > 歌舞伎
初出
「新橋演舞場」1949(昭和24)年7月5日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)