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『芸の壮大さ』
ふりがな文庫
『
芸の壮大さ
(
げいのそうだいさ
)
』
日本の大貴族であつた人が、東京劇場の先代萩政岡忠義の段を見てをられた。その真うしろの席に偶然見物してゐたのが私だ。七日のことだつた。山城少掾が語り、文五郎が政岡まゝたきの人形を使つてゐる。大貴族なるが故に、今までほしいまゝにすることの許され …
著者
折口信夫
ジャンル
芸術・美術 > 演劇 > 人形劇
初出
「東京新聞」1948(昭和23)年9月9日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)