『薪能と呪師走の翁』
久しく絶えてゐた薪能が復活して、こゝに再、恒例の行事となつたのは、近年のことである。志深い大和侍の児孫と称する人があつて、南都の神事芸能を興すことを以て、偏に祖先にこたへる道と信じ、世の思議を越える奇特を行つたことによるのである。 旧日本の …
著者 | 折口信夫 |
ジャンル | 芸術・美術 > 演劇 > 能楽 狂言 |
初出 | 「春日神社パンフレット」1950(昭和25)年2月 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約4分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
御薪