『尚書』の高等批評『しょうしょ』のこうとうひひょう特に堯舜禹に就いてとくにぎょうしゅんうについて
東洋協會講演會に於いて、堯舜禹の實在的人物に非ざるべき卑見を述べてより已に三年、しかもこの大膽なる臆説は多くの儒家よりは一笑に附せられしが、林〔泰輔〕氏の篤學眞摯なる、前に『東洋哲學』に(余は近時林氏の注意によりて之を知れるなり)、近く『東 …