普通の目の見える人が、自分の家のあたりの景色に親しみを持って見るのと同様に、私には自分の住んでいる近所の音が、私の生活の中に入っているわけである。これは自分の住んでいる周囲の音が懐しいのである。 気候が暖かになると、戸障子を明けるので、近所 …
著者 | 宮城道雄 |
ジャンル | 芸術・美術 > 音楽 > 邦楽 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「垣隣り」1937(昭和12)年11月20日 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約4分(300文字/分) |