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『装幀について』
ふりがな文庫
『
装幀について
(
そうていについて
)
』
装幀美の極致は比例にあるといふのが私の持論である。尤も此は装幀に限らない。一般人事の究極は、すべて無駄なものを脱ぎすて枝葉のばかばかしさを洗ひ落し、結局比例の一点に進んではじめて此世に公明な存在の確立を得るものと考へてゐる。比例は無限に洗錬 …
著者
高村光太郎
ジャンル
総記 > 図書・書誌学 > 写本・刊本・造本
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)