蒼馬を見たりあおうまをみたり03 蒼馬を見たり03 あおうまをみたり
自序 あゝ二十五の女心の痛みかな! 細々と海の色透きて見ゆる 黍畑に立ちたり二十五の女は 玉蜀黍よ玉蜀黍! かくばかり胸の痛むかな 廿五の女は海を眺めて 只呆然となり果てぬ。 一ツ二ツ三ツ四ツ 玉蜀黍の粒々は二十五の女の 侘しくも物ほしげな …
題名が同じ作品
蒼馬を見たり:01 序 (新字旧仮名)石川三四郎 (著)
蒼馬を見たり:02 序 (新字旧仮名)辻潤 (著)