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『土足のままの文学』
ふりがな文庫
『
土足のままの文学
(
どそくのままのぶんがく
)
』
僕は終戦後間もなくケストネルの「ファビアン」という小説を読んだ。「ファビアン」は第一次大戦後の混乱と頽廃と無気力と不安の中に蠢いている独逸の一青年を横紙破りの新しいスタイルで描いたもので、戦後の日本の文学の一つの行き方を、僕はこの小説に見た …
著者
織田作之助
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「文学雑誌」1947(昭和22)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)