まだ迷いはなかなか無くならないが、迷いながらもやや安心していられる年齢に私も達したように思う。 人生の上でも、仕事の上でも、私はすでに多くのことを経験してきた。そして翻って考えるとき、私はやはり自分自身に還り、その上に腰を据えてやってゆくの …
著者 | 三木清 |
ジャンル | 哲学 > 東洋思想 > 日本思想 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「都新聞」1939(昭和14)年1月9日 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約5分(300文字/分) |