随筆評論集「情意の干満」後記ずいひつひょうろんしゅう「じょういのかんまん」こうき
本書に収められてるものは、私が書いたすべての随筆や感想の中から選択されたものである。——但し、このすべてということには、聊かの制限がある。終戦後に書かれたものを中心とする随筆感想集「文学生活」というのが、本書よりは恐らく二ヶ月ばかり以前に世 …