『甘口辛口』
日本文学の確立といふことは戦争半世紀以前から主要なる問題であつた。近代日本文学の混乱低迷は輸入文学の上に日本的なるものを確立するための苦闘の結果であるとも云へる。それは政治や経済がその領域で日本的性格を必要とし問題としたよりも遥かに深刻で、 …
著者 | 坂口安吾 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「現代文学 第五巻第七号」大観堂、1942(昭和17)年6月28日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約2分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
曾