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『天才になりそこなつた男の話』
ふりがな文庫
『
天才になりそこなつた男の話
(
てんさいになりそこなったおとこのはなし
)
』
東洋大学の学生だつたころ、丁度学年試験の最中であつたが、校門の前で電車から降りたところを自動車にはねとばされたことがあつた。相当に運動神経が発達してゐるから、二三間空中に舞ひあがり途中一回転のもんどりを打つて落下したが、それでも左頭部をコン …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「東洋大学新聞 第一二〇号」東洋大学新聞学会、1935(昭和10)年2月12日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
洵
(
まこと
)