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『夏と人形』
ふりがな文庫
『
夏と人形
(
なつとにんぎょう
)
:
――南国便り――
(
――なんごくだより――
)
』
貴方は南国の傀儡を御存じですか?(と物識りの旅行家が私に話してきかせました) 文楽の舞台に比べては余り原始的でみすぼらしいものの、まことの名人気質と名も知られない人形造りが一心こめて残した霊妙な人形はむしろ棄てられた傀儡師に伝へられてゐるの …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「レツェンゾ 七月号」紀伊国屋書店、1934(昭和9)年7月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
傀儡
(
くぐつ
)