『茶番に寄せて（ちゃばんによせて）』
日本には傑れた道化芝居が殆んど公演されたためしがない。文学の方でも、井伏鱒二という特異な名作家が存在はするが、一般に、批評家も作家も、編輯者も読者も厳粛で、笑うことを好まぬという風がある。 僕はさきごろ文体編輯の北原武夫から、思いきった戯作 …
著者坂口安吾
ジャンル文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出「文体　第二巻第二号」1939（昭和14）年4月1日
文字種別新字新仮名
読書目安時間約6分（500文字/分）
朗読目安時間約10分（300文字/分）
作品に特徴的な語句
却々（なかなか）
題名が同じ作品
茶番に寄せて （新字旧仮名）／ 坂口安吾 （著）