『子守つ子』
夜、子守子のバルカは、きゝとれないくらゐの、ひくいこゑで、子守歌をうたひながら、赤ん坊のねてゐるゆり籠をゆすぶつてゐました。 「ねん/\よう。 ねん/\よう。」 神だなの前には、ランプが緑いろにともつてゐます。壁から壁へ、細いひもがかけわた …
著者 | アントン・チェーホフ |
翻訳者 | 鈴木三重吉 |
ジャンル | 文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語 |
初出 | 「赤い鳥」1932(昭和7)年7月 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約9分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約15分(300文字/分) |