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『才丸行き』
ふりがな文庫
『
才丸行き
(
さいまるゆき
)
』
起きて見ると思ひの外で空には一片の雲翳も無い、唯吹き颪が昨日の方向と變りがないのみである、 滑川氏の案内で出立した、正面からの吹きつけで體が縮みあがるやうに寒い、突ンのめるやうにしてこごんだ儘走つた、炭坑會社の輕便鐵道を十町ばかり行つて爪先 …
著者
長塚節
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「馬醉木 第二卷第三號」1905(明治38)年5月29日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
魚扠
(
やす
)