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『北海道の性格』
ふりがな文庫
『
北海道の性格
(
ほっかいどうのせいかく
)
』
私が最初に北海道の土を踏んだのは、今から四十いく年か前のことで、たしか十六か十七の時であった。 父が九州小倉の師団から旭川へ転任になり、一家を挙げて新任地へ移って行ったので、当時東京中央幼年学校に在学中であった私は、夏休みに、まったく見知ら …
著者
岸田国士
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「婦人公論 第三十七巻第八号」1951(昭和26)年8月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)