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『外遊熱』
ふりがな文庫
『
外遊熱
(
がいゆうねつ
)
』
外国へ行つて勉強したいといふ青年が、近頃非常に多い。ちよつと流行心理のやうな一面もなくはないが、しかし、それ以上に、なにか止み難い要求が必然的に湧きあがつてゐるやうにみえる。 曾つての時代にも、いはゆる洋行熱と称せられたもの、猫も杓子も西洋 …
著者
岸田国士
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「世界 第六十四号」1951(昭和26)年4月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約13分(500文字/分)
朗読目安時間
約21分(300文字/分)