劇作と私げきさくとわたし
雑誌「劇作」が生れるについて、私は直接なにも力にはなつてゐないが、同人のなかには親しい仲間も加はつてゐたし、蔭ながら声援をおくるといふ立場で、大いに発展を期待してゐた。 元来、戯曲家を育てる温床の役目は、よかれあしかれ、劇場が引受けるべきで …