春日雑記しゅんじつざっき
去年の秋からどうもからだの調子がわるく、新聞の仕事があつたので、用心して入院したり転地したりした。 話をするとどうもいけない。それでなるべく人にも会はず、会つても向うにばかり話をさせておくといふ風で、これもなかなか骨の折れる修業である。 そ …