近頃ある疑ひが私を囚へて放さない。 時代はある行為とある言葉とを奨励し、制限し、これによつて、民衆の趨向を決定しようとしてゐる。ところが、人間はもともと、行為の奴隷でもなく、言葉の傀儡でもないのであつて、その中間に、或は、その二つのものゝ根 …
著者 | 岸田国士 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「文芸 第七巻第四号」、「文芸 第七巻第七号、八号」1939(昭和14)年4月1日、1939(昭和14)年7月1日、8月1日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約11分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約18分(300文字/分) |