私はかういふ問題について特に興味をもつてゐるわけではないが、今時かういふ問題が婦人公論のやうな雑誌でとりあげられるといふ事実に多少時代的な意義を見出すのである。 大体「女」といふ言葉は、古来、複雑微妙な語感をもち、時と場合で、その響き方がい …
| 著者 | 岸田国士 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
| 初出 | 「婦人公論 第二十四年二月号」1939(昭和14)年2月1日 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約8分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約13分(300文字/分) |