事変第三年を迎へてじへんだいさんねんをむかえて
感想をもとめられて、今、私は改めて云ふこともないが、国民の一人として、今年こそは東亜の天地に黎明がおとづれることを祈るものである。 もちろん、戦さの長びくのは止むを得ない。しかし、戦さが続いてゐる間、国民全体がたゞ政府の一挙手一投足にのみ眼 …