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『劇道救済の必要』
ふりがな文庫
『
劇道救済の必要
(
げきどうきゅうさいのひつよう
)
』
現在、わが劇壇を通じて、演劇の独立性を辛ふじて維持してゐるのは、さすがに歌舞伎劇のみである。比類なき伝統の美は、何ものの侵略をもゆるさず、また、何物の力を藉りる必要もないからである。 ところが、一方、時代と倶に推移する演劇——戯曲中心の演劇 …
著者
岸田国士
ジャンル
芸術・美術 > 演劇 > 演劇史 各国の演劇
初出
「都新聞」1931(昭和6)年1月14日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)