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『チロルの古城にて』
ふりがな文庫
『
チロルの古城にて
(
チロルのこじょうにて
)
』
ベルサイユの講和条約に、国境劃定委員会が出来て、その一分科である墺伊両国間の国境劃定に日本からも委員を出すことゝなつて服部兵次郎少将(当時中佐)が任命され、私は通訳として随行した。少々古い話だが——。 墺伊の国境にはチロルといふローマ時代の …
著者
岸田国士
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「時事新報」1935(昭和10)年3月15日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)