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『翻訳劇と翻案劇』
ふりがな文庫
『
翻訳劇と翻案劇
(
ほんやくげきとほんあんげき
)
』
翻訳劇といふ名称を私は好まぬ。翻訳は方便にすぎぬ。外国劇或は西洋劇で沢山だ。翻訳といふ言葉に妙に力を入れるのは、文化の幼稚さを証拠立てるやうなものだ。 翻訳劇といふものが、しかし、日本では新劇の一種目になつた観がある。演劇として最も不自然な …
著者
岸田国士
ジャンル
芸術・美術 > 演劇 > 各種の演劇
初出
「劇作 第三巻第七号」1934(昭和9)年7月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)